第一三共ケミカルファーマ株式会社

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原薬事業について

第一三共ケミカルファーマは、第一三共グループ唯一の原薬製造機能会社として、サプライチェーンユニット内における第一三共の主力製品および新規上市品を中心とした医療用医薬品(病院などの医療機関向けの医薬品)の原薬・中間体の製造を担っています。当社が有する3工場で製造した原薬は国内外へ出荷され、現地の製剤製造拠点で製剤化されて医薬品として提供されることにより、世界中の患者さんの医療ニーズに貢献しています。そのため、各国の法規制に対応できる高レベルの品質保証体制の維持・向上とグローバルレベルのコスト競争力の創出が求められることになります。我々はこうした要求に確実に応えるとともに、安全かつ安定的に生産を実現するための生産体制の維持・向上に日々努めています。

新たな事業領域への挑戦

第一三共(株)は2025年ビジョン「がんに強みをもつ先進的グローバル企業」の実現に向け、ADC(Antibody Drug Conjugate:抗体薬物複合体)医薬品を主軸としたがん事業の確立を推進しています。
更に第一三共は2025年ビジョンを達成した次の成長ステージとして、「サステナブルな社会の発展に貢献する先進的グローバルヘルスケアカンパニー」という、2030年ビジョンを掲げています。
第一三共グループのパーパス実現に向けて、革新的医薬品の創出、SDGsへの取り組みなど、第一三共グループに期待される社会課題の解決をめざし、強みである“サイエンス&テクノロジー”に基づき、イノベーティブなソリューション提供に、我々も第一三共グループの原薬製造機能会社の立場から、共に挑戦し続けます。

原薬とは

医薬品の成分のうち、目的とする薬効を示す化学成分のことであり、化学合成や培養、天然物より得られ、通常は非常に少ない量で効果を発揮します。(医薬品のパッケージに成分として記載されているものです)
これらの原薬を確実に投与するために、原薬に添加剤などを配合し、成型などの加工を施したもの(製剤)が医薬品として市場に流通します。